この神社は広くて全部めぐると一日がかりになる。祈願修行をしている場所はすごくいい声で護摩焚きをしていて迫力があった。でも少し瘴気があった。異教徒で黄色人種の自分が入ったときの西洋の教会のように重くはならない。人々の願いが重いのかな。でもその瘴気がなかなか身体から抜けず、本殿でも薬師堂でも霊性が上がってこず印象が浅かった。
薬師堂の鳴き龍は、天井の顔のあたりでのみ拍子の音が木霊する。鳴き龍といってもその音が綺麗じゃないとインパクトに欠けるけど、ここはその音色が鈴みたいなので鈴鳴龍と言われるらしい。湿度が高いとよく鳴くみたい。湿度もルームチューニングに必要な要素なんだ。オーディオマニア必見である。
{本音・・・ 日光東照宮で気になったのは、なにか手厳しいところ。お寺の参拝時は神社と違って拍手はしないけど、「薬師堂では拍手は禁止されています」(仏様に手を叩いたら仏様にたいして失礼だから)
だとか。神社側と確執でもあるのだろうか?単に作法の違いではないのか?生臭坊主の態度のせいで霊格が落ちているんだろうか。想像が膨らむ。熱心にお祈りしている参拝者から「拍手をするのは失礼ではないか」と苦情が多数あったから26年前から禁止になったらしいが、その熱心にお祈りしている人って熱心に他人を糾弾して祈ってるだけの信者じゃないの?キリスト教徒で言ったら「私は神を知っている」とか言うマウントな奴と同根のケースがある。鳴き龍が鳴くから手を叩く、それが許せない精神性も仏の道から逸脱しているのでは。よっぽど迷惑になるくらいふざけた輩がいたのかな。マニピュレーターのように禁止事項を設けて100%で人をコントロールするではなく、「悪ふざけはしないで下さい」と放任しておけば良いと思う。人は強い意見に弱い。正しい事を言って
(モラルとかルールを標榜して) 強く出る人間はその味をしめているのかもしれない。キリストや一休宗純だったらそれを破壊したり揶揄すると思うけど。でも個人ではなく世界遺産だから仕方ないのかもしれない。ちょっとした言動がすぐに大問題になるから。世界遺産になったら霊格は落ちてゆくのかな。そういえばチェコのチェスキークルムロフもそうだった }。 |