これぞオリンパスという形状。( ´・∀・`)愛着が沸いてくるね。 色再現は自然で、デジタル補正された嫌さがない。長時間リスニングしても聴き疲れしないLP&真空管アンプのよさの様に。医療器に使われるオリンパスだから作られておらず慣性任せに出てくる感じがするけど、そこに意外とぬくもりがあったりする。この一眼E300はKodakのCCDを採用している。コダックのデジカメのデジタル処理はいまいち洗練されていないけど、オリンパの中に入ると外の景色がすごい清澄なコダックブルーとなっている。最高。 でも初心者には操作は難い(・_・)OKボタンが上下左右ボタンの真ん中にいないのが気に喰わない。C40zと同じ感覚で扱えたらよかった。 撮影中はどう頑張っても液晶画面は操作画面のみ。どうしても慣れないんで掲示板で「ぼくのE-300のは液晶に風景画面の撮影が表示されがないのは本当?どうちたらいいの?ちんかすのにおい嗅いどけばいい?軍艦部のない不細工かっこいいE-300も、そういうの実は好きだし、におい嗅いどけば仲間だって思われるから?」などと質問したけどみんな秘密にしたがる。強制的にファインダー撮影なのである。これはファインダーの撮影に慣れるためにそういう機構になってるんだろう。入門モデルなので。でもその分バッテリーのもちは驚異的だった。(2011年後記:E-330からライブビューが搭載された。E-300等はCMOSとかCCDなど長時間光を当てると感熱する問題があって出来なかったようだ。僕はE-300を買っておいてよかった。この数年後、Panasonicの一眼を買った時、いたく物足りなく感じた。タイ・ラオスを旅行した時、いつもこのE-300のファインダーを覗いていたから。何故かファインダーの方が"写真"が撮れた。利き目でファインダーを、反対の目で外界を見て撮っていたからだろう。よく気が回っていたんだろうな。また、コダックのCCDを採用していたのはE-1とE-500とE-300のみで、E-330ではこのブルーはもう出せないらしかった。) 液晶で再生はできる。液晶は精彩でノイズはないけどパソコンで見ると違いがある。E300の液晶はラティチュードが足りなくてハイキーローキーな絵になってる。でも実際には明所や暗所に強くてPCモニターではちゃんと映ってる。さらに、写真屋でプリントしたらすごいきれいに仕上がってきた。ホワイトバランスとか色調など、PCモニタ上では変なことが多いけど、ダイナミックレンジや画像の質が高いのか補正されても変なところがない。コンデジではコンデジらしく陰が緑かむったりしていた。本体の液晶画面では綺麗でも、プリントに出すと案外ノイズバリバリだったりした。C40zと比較すると、PC上では大差ないけど写真ではE300のが色ノイズが少なく暗所でも諧調が豊かで、心が落ち着く具合。オーディオでいったらSignature805クラスの安心感と表現力があった。と考えると、今の時代、音の再現より色の再現のほうがコストがかからないんだなぁ。 この一眼レフカメラでは鍛えられた。ファインダーの中心枠に合わせて露出を合わせる設定にも慣れた。絶妙を極める修行になった。マルチパターン測光の全体の平均の設定は多分ない。中心円で合わせないとならないのは画を作るには被写体をはっきりさせるべきだからだろうか。被写体はしっかり撮影されるけど被写体が黒いとかなり背景は飛ぶ。ホワイトバランスはケルビンまで表示されていて事細かい。子供でもうまい写真の撮れるいまどきのコンデジとは風格がちがう。敷居が高い・・・。苦労して撮ってこそなんかな。この「サイドスイングミラー」では一番左にファインダー窓があって構えたときに鼻が本体に当たらない。 |