2004年 1月23日発売

F710とF610では、上位機種はどちらかになるのかな。 解像度の高さはF610。ステンレスで頑丈なボディー、落としても壊れなさそうな重厚性、液晶の色のよさ。 一方白トビの少なさ（ダイナミックレンジ）、1画素の緻密さ、普通のカメラとしての使いやすさではF710。 F710は実使用的には優れものだけど、縦型はフジのアイデンティティであるし、F610は依然熱の入った名機だと思う。 縦型の系譜 F700（1998.3）初代 F2700z（1999.3）インターバル１年 F1700z（1999.9）6ヶ月 F700からは一年半 F4700z（2000.3）6ヶ月 ﾊﾆｶﾑCCD 240万画素 F6800z（2001.3）12ヶ月 ﾎﾟﾙｼｪﾃﾞｻﾞｲﾝ F601（2002.2）11ヶ月 VGA動画 M603（2002.11）9ヶ月 MEGA連射 F610（2004.1）14ヶ月 this 2005.6現在、17ヶ月経過している。 2006.10現在、33ヶ月経過している… 2011.9現在、94ヶ月経過している…　… もう新型は出ないのかな…。 縦型のFinePixF610はFujiの趣味がよく出てるシリーズで、よく推敲されている。縦型モデルのファンはF601以降2年ものブランクが空いていてもうおしまいなのかなぁとしょんぼりしていたところで発売された。僕はF700が発売したら買おうと意気込んでいたけれど買うの忘れていているうちに、F610が発売してFinePix6800zの日々を思い出した。当時6万だった。F610は発売から一年で二万円台というのは結構かわいそうだ。4700zも優しい色で暖色で落ち着いた雰囲気の名機のわりに当時はあまり評判がよくなかったみたいだし。複雑すぎて故障率が高かったのかな。

ハンドグリップは悪い。電源ON時せり出してくるレンズが指に当たる。操作性はすごくよい。サブ画面で画像消去とか撮影サイズを操作できる。レンズは60cmからマクロに設定しないといけないのはやや窮屈。 液晶画面も綺麗。F710はダイナミックレンジの広さからか青みがかっていてデジタルチックな画像だったけどF610は肌色とか良好な発色をしていて比較的自然。レスポンスがすこぶる良好なので見ていて楽しい。 フジの縦型モデルF610は愛着で使うもの。コンデジとしてこれ以上に推敲されたモデルはあまり見当たらない。愛着が持てると思いませんか？☆愛です。カメラには愛がなければ減価償却とか考える羽目になります。