世間では仏道は修業して悟るものだと言うが、誤ってはいけない。もし、修行して得たものがあったら、それこそ迷いの上塗り、生死流転の業である。また、お前たちは、よく六度万行を修するなどと言うが、わしから見れば、これもまた迷いの業だ。仏を求め法を求めるのも地獄へおちる業。菩薩になろうとするのも、また、経論を学んだり研究するのも、すべて悪業をつくるのだ。仏や祖師とは、そんなことの全くいらなくなった無事の人である。(臨済) |
建長寺半僧坊は今から五代前の住職が ある夜 お坊さんのような 又俗人とも思える白髪の老人と山中で会い「私を関東のいずれかの清浄な所に招いて下さるなら、その所いよいよ栄え ありがたい事がたえる事がない」と告げ 姿を消してしまった霊夢を見られました。 |