AUDIO FESTA 2013


 


SONNETTER Leben LOGIFULL Kripton CAS
Logifull
LDacOne DAコンバーター
LDac1000 DAコンバーター
LDA-60HC ステレオパワーアンプ
LHA20M モノラルパワーアンプ
LSE-700BLK スピーカー
LSE-600WBK スピーカー

CAS [Ceramic Art Speaker]
MODEL-1208 OPTIMISTA




LDac1000
最高性能DACチップ搭載 ESSテクノロジー社製、世界最高クラス32bitオーディオDAC ES9018Sを各Ch毎に1Chip採用しました。
新開発超高速、超低ノイズ電源 漏洩磁束を極少にするトロイダルトランスや高速回路素子の採用によりS/N比 120dB以上の低ノイズ性能を実現しています。
超精密筐体 アルミ削り出しの超精密加工筐体を採用。 フロント/リヤパネルに15mm、サイドパネル10mmのアルミプレート、ピンスパイク方式インシュレータなど高性能を支えるための高剛性、重量級筐体を開発いたしました。
高音質部品採用 アナログ系電源及び入力から出力までの全ての信号系統をCH毎に分離、完全チャンネルセパレーションを実現しました。
PICマイコン搭載 入出力にはドイツWBT社製コネクタ、アナログICはオーディオ専用OPアンプJRC社MUSE01、高速応答性に優れる有機半導体アルミ電解コンデンサOS−CON、ドイツWIMA社製フィルムコンデンサ、位相補償回路には米国コーネルダブラー社製シルバーマイカコンデンサ、信号ライン配線は金と銀の合金である最高級オーディオ専用AUGラインの採用など、高価なため一般メーカでは採用できない高性能部品をふんだんに採用し音楽愛好家の夢を実現しています。



ロジフル L-DAC1000
 
ロジフルのハイエンドのDAC。天板にLOGIFULLという文字がレーザー加工?で切り抜かれている。板に歪みの生じにくい書体だったのだろうか。その書体はいまいちソリッドな機械の美とはつり合ってないかもしれないが、趣向としては先進的で面白い。日本のものと思えない。アスキーアートのように、小さな●や■のドットで書いてもかっこよさそう。
肝心の音については、再生機に疎い自分としては的確なレビューを書けないが、無意識の領域で浄いと思う。使い勝手的には心中するしかないモデルだが、余計な要素がない。山に囲まれ水の清い静岡だからデジタル再生への不満とこだわりが出てくるんだろうなと思う。


LHA20M

LHA20M
■入力に直熱真空管、出力段はMOS-FETによるHybrid回路構成。
■初段には特性に優れる直熱真空管採用。
■出力段は最新の半導体 SIC POWER MOS-FET採用。シングルでA級動作。
■入力部トランス及び電源整流回路チョークコイルに新開発ナノ結晶軟磁性材料FINEMETコアを採用(FINEMETは日立金属株式会社の登録商標)。
■新開発Rcore電源トランスを用い初段と出力段を独立電源とした回路方式を採用。
■入力:RCA端子、出力:17Wモノラル、外形寸法:W280×H210×D458
含みのある音だった。ロジフルという名前もなんか含みがあるけどそれと似たようなトーンになってる。かといってMid-Fiではなく、力強さをもちあわせたパワーアンプ。真空管と半導体の両方の良さを兼ね備えている。ガレージメーカーのアンプのように鳴りっぷりがいい。クールな音色のスピーカーとも馴染み音像も彫りが深く出てくる。その反対に木材の付帯音が伴うバックロードホーン・スピーカー [LSE-700BLK] とも塩梅がよかった。温度感湿度感があり、屈託がなく滞りない音を素直に引き出す。出力は公称値では17Wだけど20W出るようだ。ロジフルはオーディオ専業メーカーではないぶん、質実剛健な工業製品の音がする。美音だとか忠実再生だとか何かに傾倒しているような再生音ではない。プロトタイプだからか荒削りな感じはするけど実直な音を出していた。



LSE600 LSE700 LDA-60HC
サイズはかなり小さめ LDA-60HC

直熱真空管+最新MOS-FET ハイブリッドアンプのLHA20Mの方はソリッドで鳴りっぷりが良いが、デジタルアンプのLDA-60HCでも、どうしても表面的な諧調がまゐるどに潰れるデジタルアンプにあって、わりと写実主義の陰影と、抑圧的な成分を感じないダイナミズムを感じられた。同社の自作用のバックロードホーン・スピーカー:LSE-700BLKの特質かもしれないが、結構健康的な味わいがある。電源が良いのかな。実直な音。




ロジフルは静岡県に本社のある国産メーカー。さくらももこの『ひとりずもう』という漫画に、高校生のももこは夏休み東京に一人で旅行した際に、いろいろ噂の美味しいものをご馳走して頂いたけど( ´-`)。o(不味い〜これが東京の味かぁ)と内心思って下痢して帰ってきただけだったという思い出が描かれてた。水が恐らく不味いのだ。水が浄ければおいしい。お寺のご霊泉水をチキンラーメンに投入するだけでコクが深まり (゚д゚) ウマーになった。そのとき料理は水が命と思った。芸能人は歯が命。飲むことのできる温泉の水は、成分を溶かす作用が強く、味をやわらかにするからか、コーヒーを淹れるとハワイのコナコーヒーのような味わいになる。軟水の場合は冴えている。土壌が文化を育むからか、そのオーディオ製品がどの国のものかは音を聴けばたいてい予想がつく。軟水か硬水か。さらには同じ国産でも地域の個性があり、ロジフルは「静岡」が引き立ってると思う。同じ中部地方の岐阜県のmusica(ムジカ)とは通底するところがある。子から孫の世代へと森が保たれている田舎ゆえにか出力数の少ない純度の高い音質傾向だ。軟水で淹れた、冴えたお茶の味。ムジカの方が若々しい音。ロジフルは梅ヶ島の滝の音。美しくも厳しい自然の音。




ムジカは岐阜県にある

ムジカに関してはこちらに書きました

30シリーズ
モノラルパワーアンプ[pow30mono] / ステレオパワーアンプ[pow30usb]
ヘッドホンアンプ[hpa30usb] / フォノアンプ[pho30gd] / パッシブアッテネーター[att30]
USB-DAC[usb30] / CD用バッファアンプ[cdb30] / プリメインアンプ[int30][int30s]

60シリーズ
プリアンプ[pri60] / ステレオパワーアンプ[pow60]
ヘッドホンアンプ[hpa60] / プリメインアンプ[int60] / スピーカーセレクター[sps60]

いぶきシリーズ
プリメインアンプ[Ibuki-amplifier] / DAC[ibuki-digital] / フォノアンプ[ibuki-analog]
ヨーロッパ方面で最も売れている製品。日本では全く売れてない。

アイリスシリーズ
ステレオパワーアンプ[iris50pow][iris25pow] / プリアンプ[iris-pri]
プリメインアンプ[iris50int][iris25int] / パッシブアッテネーター[iris-att]
岐阜県の西美濃は部品工場に恵まれているようで、精度の高い部品群を取り入れているけど、トライオード等に比べるとかなりノスタルジックな音。この外観でこの音か!というギャップ萌えはある。

雷鳥[RAICHO]は30シリーズと60シリーズの澄んだ音をより充実させた音でした
純度の高さに安定感を感じました







Optimistaの設計者談はYoutubeにありました
その映像の人はなんとなく話し方が堅物っぽかった
「結果というものにたどりつけるのは偏執狂だけである」
というアインシュタインの格言を思わせる

陶器の説明。音量は小さいです。サイズは40MB以上あります。m m 途中からロジフルの説明に切り替わる。
社長?の話

CASはCasualシリーズのVitalも良い音でした
昨年のレビューを見て下さい

CASのスピーカーはmusicaとすごくよくマッチングしていました
Optimistaは回路をハイパスとローパスのみで構成された純度の高い音なので
精度の高い部品を使ってるアンプにてその純度が生きてくると思います
Optimistaは今回のフェスタではLogifullのLHA20MとHitのLTC101055Sで
鳴らされていましたがLHA20Mのときは音量を大きくしすぎでダメダメでした
CASの音を楽しみにご来場していた隣のおじいさんはなんかがっかりしたご様子
理想のスピーカーにはなかなか巡り会えないオーディオの旅路なのです
でもその次にNanotec-SystemsのデモになりLTC101055Sで鳴らされた時は
音量がほどよくなっていてLTC101055Sの軟体生物具合がよく出ていましたし
電源ケーブルの違いがすごくよくわかるほどに塩梅の良い再生音でした
席を立たなくて良かったです。あのおじいさんにその音を聴かせたかった

OptimistaとVitalのレビューはこちら
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透明なエランヴィタール(l'elan vital)が宿ってた
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