ヨルダンはこれまで世界各地の博覧会で多様な自然と文化を紹介してきましたが、今回は「ミニ宇宙」とも呼ぶべきユニークな生態系を持つ死海と人間の500年にも及ぶ関わりについて考えます。テーマは「沈黙の浮遊」。 パビリオン内には縦・横10メートル、高さ9メートルの小部屋(ブラックボックス)を設置。死海の水や周辺の砂を持ち込み、現地の環境を再現します。入館者は「沈まない」という不思議な体験を試みることができるでしょう。 ヨルダン川の水量が減少したため、死海の水面は1920年から2000年の間に11メートルも低下し、消滅の危機にあります。 沈まない体験を楽しむだけでなく、この世界的にユニークな生態系を未来の人々に引き継ぐ必要性に思いを巡らせてください。 |