後記:2012年のドラゴンズの春季キャンプは、高橋周平選手だけが一軍スタートだったから一人孤独で何をしたらいいかわからず体調崩していた。同じ高卒のドラフト2位の西川健太郎と仲が良さげだったので、西川健太郎を一軍に同行させるなどすれば良かった。高橋周平選手は高校ではヨッシーのまねをするような子のようだけどドラゴンズではなぜか表情が冴えない。たぶんHR王になっても淡々とした調子だと思う。それはなぜか…甲府出身の彼はドラゴンズは意中の球団ではないからである。まだ高校生。これが一番大きな理由だと思う。
この日2011.10.27はドラフト会議の日で、犬山遊園駅前の喫茶店で読んだ中スポにはこう書かれてた。
高橋周平選手はドラフト前の面会で、「中日も一位?そうですか。あしたが楽しみですね。どこに行くんだろうという思いです。自分のなかでここというのはありますけど、どこでも行くつもりですから。」と笑顔で答えた。(中略)「この日は後輩たちとの練習を終えると、村中監督と甲府市内のすし店に出かけた。『これは験担ぎなんです。意中の球団に行くための。森野のときも一緒に食べに行きました。』と村中監督。さて、結果やいかに!」…。
この記者はなぜにテンションが高いのか。村中監督の言葉から、森野が意中の球団に入れた→周平君も意中の球団に入りたい→「楽しみですね」→中日に入りたい…と意訳してしまったのか、あるいは無理矢理そう煽りたいのか。高橋周平選手が夢中に中日スポーツを読んでいる写真を添えて、まるで彼がドラゴンズに入りたいかのような紙面だった。でもこの記事のお陰で高橋周平選手の冴えない表情のワケがわかる。帰ってドラフト会議の映像を見たら、高木守道新監督が高橋周平を引き当てていたけど、彼の冴えない表情は印象的だった。毎晩テレビでプロ野球ニュースが始まれば家の前で素振りを始めるほど夢に溢れてたのにごめんなさいと言うしかない。哀れである。こうなったらこれからドラゴンズを好きになってくださるよう、応援するしかない。 |