SONY α200


SONY α200
MiNOLTA αSWEET Digitalを継承したボディーと操作画面。αという名称とともにMiNOLTAのアイデンティティを尊重してる。そこからSONYが補完※1。感覚が良い。CFの挿入部も工夫されているし(独自の質感)、フラッシュのポップアップをしまう際の感触も絶妙(グシュッガシュッとハマる)。ボディーの樹脂の素材は同時期のWalkmanNW-E026fに似てる。
操作画面はMiNOLTAはクール彩色だったけどSONYはこのソニーオレンジを基調にしている。ボタンのレスポンスよく選択も移動もサクサク。α200はセンサーシフト式の手ぶれ補正を搭載。ボディー内に搭載されているので従来のレンズでOK。

※1‥KONICA-MINOLTAが事業撤廃後、MINOLTAの一眼の資産はSONYが引き継いでいる。α100(α200の前作)はミノルタ最後のモデルα Sweet Digitalを継承。デジタルが得意なSONYとMiNOLTAの筐体。至高のコンビネーション。上位モデルのα700はMiNOLTAの一眼フラッグシップα-7DIGITALとほぼ同じ形状。α200/α350はミノルタらしい角ばった筺体にSONYの丸みを帯びさせている。αSWEET DIGITALはやや小振りで指先がつっかえる感があった。一回りハンドグリップの深いα200はさらに理想化している。










画像処理や色調は、MiNOLTAのほうが現実に対して正確な傾向はあった(※4)。ソニーの一眼は色調が若干 現実以上に写実的なところがある。でも個人的にはソニーの方が正しいと思っていた。良い色に思えるので。オリンパスは医療器にもよく使われるともあってクリアな仕上がりになる。α200はチューニングの過程が長いのかやや観念的すぎるきらいはある。
EUROの町並みはミノルタでは少し単調だった。少しのっぺりしたペイントタッチになる。緑の景色や外の風景はSONYは好感もてた。安定していて心地よい(※2)

SONYはコンパクトデジカメで顕著だったけど(DSC-P8とか)屋内撮影に向いた性向があるかもしれない。簡単にいい色で撮れる。いい色とは正確な色のことではないけど(※4参照)WBを±合わせれば暖色系のトーンが気持ちがよくてフィーリング良い感じになる。手ぶれ補正の効きが良いのか被写体が写しやすかった。ノイズも少ない。
さすがソニーといえる安定感のある一眼。色調に落ち着きと安定感があるし、なにより"なにこの画像!?"という転び具合がなくて安心して使えた。





※2
TAMRON ZoomLens

※3
KONICA-MiNOLTA αSWEET DIGITAL EURO Photo

※4
SONY α200 Sampleimg



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