江戸初期の寛栄雛が発達し高級化したもので段飾りの様式が未完成の時代であったので比較的大型なものが多く中には二尺以上のものもあった。切れ長の目に立体的な表情を持ったひなにんげょう。 |
京雛の次郎左衛門雛と同時代に作られた江戸の雛で面長な表情に京の御所文化への憧れが示されている。眼にはガラス、水晶を使ったものもあり衣装に刺繍を使い色彩豊かな作品が多い。 |
嵯峨人形は江戸前期から中期にかけて作られた木彫胡粉仕上げのにんげょうで その表情は奥深い精神性が感じられ笑っていても只の笑顔では無く内省的な笑みの表情を見せる。裸嵯峨は嵯峨人形(にんげょう)の一種で御所人形の基となる物である。 |