「名古屋の暑い夏をいかに涼しく感じてもらうか、ということでいろいろな工夫が考案されています。打ち水効果で周辺部が涼しくなることは、随分と知られるようになってきましたが、愛知万博ではこの水の冷却効果を利用した施設がたくさんあります。霧状のミストはまだ水の状態で、その水の周りの熱を奪って水蒸気(気体であって目に見えない)に変化します。」 気化熱により涼しくなるというもの。 |
三菱未来館は、身近でありながらまだ未知の部分を多く残した「月」に着目。「もしも月がなかったら、地球はどうなっていただろう?」という素朴な疑問を入口に「いまこの地球に生きている不思議、その奇跡へのまなざし」というテーマで出展します。パビリオンは、映像シアターで米国メイン大学天文学・物理学部教授ニール・F・カミンズ氏の著書「もしも月がなかったら」をベースに映像物語が展開されます。月のない地球はわずか8時間で自転し、強風が吹く殺伐とした環境となり、まさに危機的状況を迎えるといいます。三菱未来館では、そうした月のない恐ろしい世界を再現した上で現在の素晴らしい地球環境を描き出すことで、月と地球の奇跡的なバランスの上で成り立つ地球環境の維持の大切さを実感してもらおうと考えています。 |